何度も貯金しようとして失敗する…
このよな悩みを解決するために
予算管理法とは
実践に必要な2つの準備物
予算管理法4つの手順
予算は半年ごとに見直そう
貯金しようと頑張ったけど「挫折してやる気がなくなってしまう」といった事態を防ぐためにも、本記事が参考になれば幸いです。
予算管理法とは

貯金の黄金式といわれる「収入-貯金=生活費」を成り立たせるために、大まかな予算を基に生活費を管理する方法のことです。
これは国や会社が予算を決めて活動するように、家計もあらかじめ決めた予算内で生活しようといった内容となります。

難しく聞こえるけど、やることは単純だから安心して見てってね
実践に必要な2つの準備物

貯金の目標
まず準備するのは貯金の目標で、これなくしてお金は貯まりません。というのも目標がない貯金はゴールのないマラソンのように無謀な挑戦だからです。

ゴールのないマラソンなんてやってられないよね…
そのためどんな目標(海外旅行にいきたい、家を買うお金を貯めたい、豪華なディナーを楽しみたい)でも持つようにしましょう。
もし目標なんて決められないって人はライフイベントを参考にすると良いです。
支出の把握
目標が決まると予算管理につかう支出データを準備します。最低でも1~2カ月分を把握していると予算管理の精度が上がります。

めんどくさい…気持ちはわかるけどここは頑張ろう!
どんなデータを集めるか分からない人は下記を参考に家計簿をつけると良いです。
参考:支出を把握する手順を解説
以上の準備ができた人は、貯金の挫折をなくす予算管理法を見ていきましょう。
予算管理法4つの手順

①支出に優先順位をつける
あらかじめ準備した支出データに優先順位をつけていきます(下記は1人暮らしの平均支出)
優先順位 | 支出項目 | 金額 |
---|---|---|
3 | 食費 | 36,400円 |
1 | 住居費 | 38,426円 |
2 | 水道光熱費 | 7,693円 |
10 | 家具・家事用品 | 4,407円 |
8 | 被覆および履物代 | 5,497円 |
5 | 医療費 | 3,268円 |
9 | 交通費 | 3,604円 |
6 | 自動車関連費 | 6,670円 |
4 | 通信費 | 8,811円 |
7 | 教育娯楽費 | 18,811円 |
11 | その他 | 18,920円 |
支出合計 | 152,507円 |

優先は人によって違うから自分にとって重要な順番をつけようね
一般的につかう支出項目だと優先したい内容が混ざって判断できない場合は、家計簿の付け方をアレンジすると良いです。
参考:シンプルな支出項目で家計簿をつける方法
②順に予算へ組み込む
優先順位が決まったら、あなたが目標としている「貯金の黄金式」に予算を組み込んでいき、式が成り立つか確認します。
黄金式とは収入-貯金=生活費(予算)のことで、ここでは仮の数値16万-3万(生活防衛資金を貯める)=13万とします

数値が決まったところで予算の組み込みを見ていこう
優先順位 | 支出項目 | 金額 | 合計 |
---|---|---|---|
1 | 住居費 | 38,426円 | - |
2 | 水道光熱費 | 7,693円 | 46,119円 |
3 | 食費 | 36,400円 | 82,519円 |
4 | 通信費 | 8,811円 | 91,330円 |
5 | 医療費 | 3,268円 | 94,598円 |
6 | 自動車関連費 | 6,670円 | 101,268円 |
7 | 教育娯楽費 | 18,811円 | 120,079円 |
8 | 被覆および履物代 | 5,497円 | 125,576円 |
9 | 交通費 | 3,604円 | 129,180円 |
10 | 家具・家事用品 | 4,407円 | 13万オーバー |
11 | その他 | 18,920円 | 13万オーバー |
支出合計 | 152,507円 |
確認作業は優先上位から順に合計を出して「予算オーバーが発生するか」を見ていきます。
もしオーバーした支出項目をすべて無くせるなら予算の組み込みは完了ですが、そんな簡単な話ではないはずです。

スパッと支出を減らせる人はすでに貯金できてるよね…
③支出を見直す
支出の見直しは優先順位は気にせず金額の大きいものから手を付けていきます。

細かな支出を見直しても効果が薄いし続かないからね~
改善方法がわからない人は、下記を参考にしながら作業するといいでしょう。
参考:固定費削減に役立つ8本の動画
貯金できない人がやめるべき4つの習慣
そしてオーバーがなくなるまで支出を改善できたら、表を作り直していつでもチェックできるようにして作業は終わりです。
④予算内の生活を楽しむ
あとは予算内の生活を楽しむだけです。
もし楽しみが減ってしまった、暇すぎて耐えられない人は無料または少額で楽しめるサービスの利用を検討しましょう。
参考:無料または少額で楽しめるサービスを紹介
以上の方法を使えば賞与(ボーナス)はすべて貯金や投資に回せるので生活が楽になります。

基本給が少なかった僕はこうやって資産を増やしていったよ~
予算は半年ごとに見直そう

予算は半年ごとに見直すことが大切です。
というのもこの手法は「予期せぬ出費に弱い」ところがあり、定期的に見直さないと効果が半減してしまうからです。

弱いといっても半年に1回の見直しだけで十分だよ~
予算の見直し方法
見直しは支出データをもとに「今後も発生しそうな予期せぬ出費」を予算に組み込むだけです。
例えば車検代のように2年に1回発生するけど、金額に幅があるものを予算に組み入れるなら、支出データをもとに毎月〇円は支出枠に入れて置くといいです。
優先順位 | 項目 | 金額 | 合計 |
---|---|---|---|
1 | 住居費 | 38,426円 | - |
2 | 水道光熱費 | 7,693円 | 46,119円 |
3 | 食費 | 36,400円 | 82,519円 |
… | … | … | … |
×× | 車検代 | ××円 | ××円 |
このように車検代を予算として見込んでおくと、いざ必要となったときに困らず支払いできます。

実際お金は使ってないけど予定しておくことが大切なんだよ
いかがでしょうか?少し面倒に感じたかもしれませんが行動したら必ず貯金できます。
やってみようかなと思った人は、貯金の目標・支出の把握から準備してみて欲しいです。